東京に出て思うこと。都市は一個の大病院であると。生きることは病に他ならない。都市はその汚れた空気と雑踏で、病人をさらに蝕む。だんだん人々が皆、自分と同じ苦しみを背負った朋友に思えてきて涙が出そうになる。彼らに言いたい。「お前たちもせいぜい頑張って生きろよ。希望は無いけどな。」と。