作家の人生

作家の年譜を見るのが好きです。その作家がどんな人生を歩んだのかということは興味深いから。その人生に多くの苦難が描かれていると、ひどいですが嬉しくなってしまいます。この人こそ僕の師とすべき人だと思ったりして。それに対して、全く不幸や挫折を経験していない人には魅力を感じないでしょう。そしてそんな人の哲学や思想など信じたいとは思わないでしょう。
あと自殺した作家好きです。たとえば有島武郎金子みすず高野悦子。最近では、僕の好きだった作家である鷺沢萠。彼女の自殺を知ったときはもちろん驚き悲しみましたが、同時にこんなこと言うと人間性疑われるかも知れませんが褒め称えたい気持ちを持ったのを覚えています。どうも作家の自殺は美しいものと思ってしまうようです。良くない傾向ですかね。