ショーペンハウエル『自殺について』

また題名に惹かれて買ってしまいました。彼は厭世哲学者として有名ですが、この本の中では自殺については肯定も否定もしていない感じです。全体的に斜に構えた世界観で、僕にはぴったりでした。意外と暗くならず、励まされました。文章は哲学書にしては読みやすく、表現が芸術的です。でも、あまりこの人の哲学に深入りするのは健康上良くなさそうだなと思いました。