快楽と憂苦

「私はもはや快楽と憂苦を区別しなかった。それはたがいにひとしく、どちらもが私に苦痛をあたえ、どちらもが甘美であった。」ヘッセ『春の嵐』より
ちなみにガンジーヘレン・ケラーは苦悩の中から光を見出したそうです。そこまでの悟りの境地に至ってみたいものです。

新居昭乃『そらの庭』

新居昭乃というアーティストのプログレ的側面を見ることのできる名作。優しく可愛らしいのですがどこか死というものを感じさせて感動と畏れに打ち震える。個人的に好きなのは、歌声が可愛らしい「仔猫の心臓」、メッセージ性の強い「アトムの光」、気が遠くなるほど美しいアンビエント「Black Shell」。「人間の子供」は菅野よう子とタッグを組んで泣かせます。ジャケも素晴らしい。

ドラえもん

昔のドラえもんの映画は良かった。そして武田鉄矢が歌う主題歌がすばらしかった。
「少年期」なんかもう取り戻せない子供のころの青く儚い思い出と大人になってしまった悲しみが相まって、涙なくしては聴けないだろう。そう、もう大人なんだよな、信じられない・・・。
いつか買いたいCD→

Amon Tobin『out from out where』

エレクトロ〜ドラムンベースに渡るダークで近未来的な音世界。音がほんと分厚いです。ときどきどこかエキゾチックだったり。8曲目とか重低音が凄まじく、音が轟々と迫ってきて圧巻。ジャケがうまく音を表現していると思います。

休み

「疲れた人はしばし路傍の草に腰をおろして道行く人を眺めるがよい。人は決してそう遠くへは行くまい。」ツルゲーネフ
「さあ、俺も立ち上がるかな。まあ、もう少し坐っていよう。」武者小路実篤『さあ俺も』より
しばらく休むことにします。
今は寝ること、忘我のみが救い。意識がなければ何も怖いものなどない。今までの経験上、寝てればそのうち回復するはず。