言葉

快楽と憂苦

「私はもはや快楽と憂苦を区別しなかった。それはたがいにひとしく、どちらもが私に苦痛をあたえ、どちらもが甘美であった。」ヘッセ『春の嵐』より ちなみにガンジーやヘレン・ケラーは苦悩の中から光を見出したそうです。そこまでの悟りの境地に至ってみた…

休み

「疲れた人はしばし路傍の草に腰をおろして道行く人を眺めるがよい。人は決してそう遠くへは行くまい。」ツルゲーネフ 「さあ、俺も立ち上がるかな。まあ、もう少し坐っていよう。」武者小路実篤『さあ俺も』より しばらく休むことにします。 今は寝ること、…

誘惑

「人を誘惑することのできないような者は、人を救うこともできない。」キルケゴール『誘惑者の日記』より この言葉も胸に突き刺さります。精進します。

青春

「ああ!青春!――人は一生に一時しかそれを所有しない。残りの年月はただそれを思い出すだけだ。」ジッド この言葉が真実だとしたら・・・僕の青春を返してくれ。。。

誕生

「生まれる瞬間はじまる孤独の産声 還ろうと叫ぶ」新居昭乃『星の雨』より もしかしたら産声といものは、母体から切り離されこの世に一人ぼっちになることへの恐れからの叫び、あるいは全ての存在を包み込む母なる無(?)へともう一度還りたいという願いからの…

愛となみだ

「愛となみだはどっちが高い?」寺山修司『何にでも値段をつける古道具屋のおじさんの詩』より これを読んで思い出したこと。以前、好きだったひとに告白したとき、そのひとに泣かれてしまったことがあります。なぜ涙を流したのか、今でも不思議に思います。…

愛と悲しみ

「愛をいだいたがゆえに、悲しみをもよおす。」カミュ『太陽の讃歌』より 同様に愛と悲しみも表裏一体なのかもしれない。ただ、愛による悲しみは積極的なものだと信じたい。

愛と憎しみ

「愛と憎しみは全く同じものである。ただ、前者は積極的であり、後者は消極的であるに過ぎない。」グロース『犯罪心理学』より これよくわかります。愛と憎しみは表裏一体だと思います。人を愛せば愛すほどちょっとしたきっかけでそれは憎しみへと変わりやす…